投稿時間:03/07/30(Wed) 02:15
投稿者名:石川美紀子
Eメール:
URL :
タイトル:映画を観て
7月24日多摩養護学校で“朋の時間”上映致しました。保護者,教員、地域の方たちと一緒に,高等部生徒が数名観て,2名が感想を寄せてくれました。本人・保護者の了解を得ましたので,掲載させていただきます。一人は文字板を指さして,一人は口頭で述べたのを、それぞれ母親が書き取ってくれました。
・「言いたい。私 体いい。なんでも できる。体が あまり うごかない人に なぐさめられた。勉強も 体も 真史 たくさんできる。
映画の中に やさしい人 たくさんいた。 悲しい入院だけど がんばって 朋の家に帰れて 仲間に会えてよかった。 仲間 たくさん いた。 りかい 話 話せなくても やれる。わりと大変な母 たくさん いた。 まりこ(自分の母)より 大変。」(堀田 真史)
・「お母さんと映画『朋』を見ました。『朋』は主人公が障害を持つ人です。障害っていうのは目が見えない子どもや、車椅子に乗っている人のことです。ぼくは障害者なんだけれど、目が乱視なので、話すことはできるけど、学校では車椅子を先生に押してもらったこともある し、一人でこいで教室まで行ける時もあります。一人で歩けない。介助者がいないと歩けない。(歩行訓練をしているので、歩くことも少しできると思っているよう…母) ぼくは歩けないから車椅子に乗っているということを知りました。車椅子はぼくの友達みたいなもの。
映画では、お母さんが障害のある子どもの世話をしていた。今日はどこに行こうかなと会議をしていた。お母さんたちは障害の子どもたちのことをしっかりと考えていた。すばらしいと思った。お母さんたちは強気だった。さすが、お母さんたちと思った。ぼくは、怒っていなくて、強気の発言を言う人で、りりしいお母さんがいい。淋しくなくて、強い人で、心をもっている人がいい。
国男さんが誕生会をやっていて、おめでとうを言われて、みんなのメッセージをもらっていた。誕生会のシーンがいい。散歩に行って、芝桜を見たシーンが印象に残った。おじいちゃんとおばあちゃんが笑っていてうれしそうだった。日浦先生。障害のある子どもは家で暮らせる毎日をつくる。ぼくも、ぼくなりに、4人で暮らしたいから。ご飯を食ったり、テレビをみたり、ソファがあったり、布団があったり。家族とはケンカをしたりするけど、家族と一緒に暮らす。」(柴田啓吾)