制作スタッフ紹介

軍事暴力に国境はない ‥‥‥ 梅香里・沖縄・湯布院の人々による地域合作ドキュメンタリー

製作:「梅香里」製作上映委員会本部(湯布院)
(2001年/78分/ビデオドキュメンタリー/カラー)


< スタッフ >

監督・撮影 :西山正啓 
音 楽:
ウォン・ウィンツァン
語 り :本多和子
録 音:朴 賢雄
音響効果 :
細見浩三
通訳・コーディネーター:桑江博幸
制作進行:姜 聖暎
上映 プロデューサー:
貞末麻哉子
東京上映事務局:梨木かおり・洪 福貴

< 特別協力 >

梅香里の住民のみなさん
高安元錫 趙 知恵 具 在模
議政府市トゥレバン(My Sister's Place)
駐韓米軍犯罪根絶運動本部
HUMAN Communications
SATOWA ミュージック
ゆふいん文化・記録映画祭 実行委員会
米軍基地と日本をどうする ローカルNET大分・日出生台
佐喜眞美術館
有限会社 シグロ
メディア21
中野 英世
media EDIX
岡田編集室

< 映像提供 >

映画「梅香里国際射爆場閉鎖のための闘争速報」
高安元錫 趙 知恵 2000年作品

映画「平和の時代」
具 在模 2000年作品

* * * * * * *

製作:「梅香里」製作上映委員会本部(湯布院)
有馬義二 浦田龍次 高見 剛
立川江利 都 裕史 中谷健太郎
西山正啓 浜野幸子 平野美和子
黄 仁坤 堀 昭夫 松村真知子
丸山千津子 山崎康成 山下恭子




Masahiro Nishiyama
西山正啓


ゆふいん文化・記録映画祭で

【西山正啓監督/Profile】

 1948年山口県生まれ。
 '77年、土本監督の水俣スタッフに助監督として参加。'82年「みちことオーサ」で初監督。以後、'85「おもしろ学校の一日〜名取弘文の公開授業」、'87年「ゆんたんざ沖縄」、'90年「しがらきから吹いてくる風」、'93年「水からの速達」と、教育、福祉、環境、米軍基地と日本の関わりなど、幅広いテーマのドキュメンタリーを撮る。
 また自主上映活動を通じ、全国各地の市民と連携。
 '96年に、30年近く暮らした東京・横浜を離れ、福岡県古賀市に移住。
 '98年の第1回ゆふいん文化・記録映画祭を契機に、日出生台への米軍の演習移転問題にも関心をもち、それまでの沖縄との繋がりに加えて、さらに在韓米軍をも視野に入れた取材を開始。
 韓国、沖縄、湯布院(日出生台)の住民交流を基盤にしたドキュメンタリーに取り組み、この2001年・春に完成させたのが映画「梅香里(メヒャンニ)」である。

その後:横浜市栄区にある社会福祉法人・訪問の家が取り組んでいる医療を必要とする重症心身障害者と呼ばれる人たちの地域生活と家族サポートを3年にわたって記録し、2003年に「朋の時間〜母たちの季節〜」を完成させた。


【主な制作・演出作品】

 '82年「 みちことオーサ」 '84年「もうひとつのライフスタイル」 '85年「おもしろ学校の一日〜名取弘文の公開授業」「信州ちくまの夏」 '87年「ゆんたんざ沖縄」 '89年「世直し準公選〜東京中野区の教育改革」 '90年「しがらきから吹いてくる風」 '93年「水からの速達」 '95年「大量廃棄社会に未来はあるか(NHK)」 '98年「ボクのスケジュールがほしい〜自閉症・ヒロ君の世界(NHK)」「心の言葉を聴く〜自閉症・大野城すばる園の試み(NHK)」 '99年「ベトナムに生まれて〜枯葉剤を浴びた村から(NHK)」「生き生き体験隊バングラデシュを行く(NHK)」 2000年「原爆・公害を伝える旅〜写真パネルでアジア交流(NHK)」「国軍体育部隊サッカー部〜徴兵制と若者たち(NHK)」「韓国闘牛物語(NHK)」「未来世を生きる〜沖縄戦とチビチリガマ(NHK)」 2001年「梅香里」
 




「梅香里(メヒャンニ)」に寄せて
沖縄・湯布院・韓国の人々の交流から生まれた地域合作映画‥‥‥西山正啓 


Photo by Hajime Nonaka
Wong Wing Tsan
ウォン・ウィンツァン
黄 永 燦


2001.7.13
沖縄でのコンサートにて
ウォン美枝子さんによる朗読
「もしも地雷がなかったら」

 映画「「梅香里」の印象的なシーンで、ウォンさんの曲、『無限のなぎさ(アルバム「SATOWA」収録)と『オン・ザ・スモール・ロード(アルバム「WIM2 ON THE SMALL ROAD」収録)』の2曲が流れます。

【ウォン・ウィンツァン/Profile】

 1949年、神戸生まれ。イギリス国籍。父は香港系中国人、母は中国系日本人。東京で育ち、現在も東京を拠点に活動を行っている。
 19才からプロのミュージシャンとして活動開始。ジャズ・ソウル・現代音楽・ロック・コンピュータミュージック等々など多角的で幅広い音楽活動を展開する。
 '88年、瞑想の体験を通して音楽の不思議なエネルギーを体感。自己の音楽に目覚め、ピアノソロ活動を開始。 その独特の奏法は優しさにあふれ、ピアノの一音一音が心身共に癒やされると注目される。
 また、スーザン・オズボーンとの共演や、障害を持つ子供達や保護者を対象としたコンサート活動など精力的な活動を行っている。
 '91年、新しい音楽のあり方を模索すべく、また自らの音楽を極めるべく<さとわミュージック>を設立。ファーストアルバム『フレグランス』がFMでオンエアされたのをきっかけにリクエストが集中しヒット、現在もロングセラーを続けている。
 '97年には、NHKスペシャル「家族の肖像(ギャラクシー大賞受賞)」のテーマ音楽を作曲。'99年、ジャズトリオ WIM を結成しアルバム『WIM』をリリース。同年、ボスニアに地雷問題を取材訪問したのをきっかけに、ボスニアの少女の詩に作曲した地雷犠牲者救済キャンペーンソング『If There Were No Mines〜もしも地雷がなかったら(シングル)』をリリース。翌年には同名のミニアルバムも発売。
 2000年にはオムニバスアルバム『Feel』(東芝EMI)に「家族の肖像」のテーマ曲として知られる「運命と絆」が収録されたのをはじめ、『pure』『NATURE』(ともにユニバーサルミュージック)など話題のオムニバスに次々とフィーチャーされ注目を集める。
 また、資生堂のNY発 新プロジェクトの音楽を担当する。リリースを待ち望まれた『Dohyoh 童謡 Vol.2』は SATOWA Music から12枚目のオリジナルCD。海外や全国各地で年間40本前後のソロ及び ジョイントコンサート活動を行い、超越意識で弾くピアノは「自分探しの音楽」として聞く人それぞれの心に響いている。その音色には、優しさの中にも強い精神力と音への執着が感じ取られる。

ウォンさんのホームページ
【さとわミュージック WONG WING TSAN HOME PAGE 】


■「梅香里」製作上映委員会(湯布院)本部 ■ 

 98年より米海兵隊による実弾砲撃演習が強行されるようになった本土5カ所の演習場の一つ、大分県日出生台(ひじゅうだい)演習場の周辺住民たちが、同じ米軍問題を抱える沖縄や韓国、梅香里の住民たちと交流を重ねてきた中から、福岡在住の西山正啓監督とともに共同で映画の製作上映を企画。
 これを実現するために結成した(製作上映)実行委員会です。


有馬義二 浦田龍次 高見 剛
立川江利 都 裕史 中谷健太郎
西山正啓 浜野幸子 平野美和子
黄 仁坤 堀 昭夫 松村真知子
丸山千津子 山崎康成 山下恭子


2000年9月西山監督とともに訪韓。
インサドンで米軍犯罪根絶運動本部のスタッフらと
屋台で交流会。ギターと三線は日本から持っていった。

「梅香里」製作上映委員会 本部 のホームページは
http://www.coara.or.jp/~yufukiri/mehyanni/yobikake.html



朝日新聞大分版 2001.8/21

日出生台(ひじゅうだい〜日の生まれ出ずる大地〜演習場について

 大分県湯布院町の北部にある緑豊かな高原地帯に、4900ヘクタールを占有する西日本最大の演習場、陸上自衛隊日出生台(ひじゅうだい)演習場があります。
 筑後川、大分川、駅館川の水源地帯にもなっています。
 日出生台は、1899年に旧陸軍に接収されて以来、約100年間、軍事演習場として使用され、戦後、1946年から十一年間、進駐軍が駐留。
 現在では自衛隊による年間約330日の演習、うち実弾演習は約200日行われています。

 1996年の少女の暴行事件以降、沖縄で盛り上がった反基地運動の高まりを、日米両政府は逆に利用するかたちで、沖縄キャンプハンセンで行っていた実弾砲撃演習を、本土五カ所でも行えるように拡大させました。
 日出生台でも、地元住民の大きな反対の声を無視して、3年前から米海兵隊による155ミリりゅう弾砲を使った実弾砲撃演習が行われるようになりました。
 しかし、元のキャンプハンセンでは他の種類の演習が以前よりも激化、米軍演習による山火事の発生も以前より増えたといいます。そして、普天間基地の代替施設はあくまで沖縄の県内移設としておこなうのだと国は言うのです。

 国の言う「沖縄の痛みの分散」とはいったい何だったのでしょう。

 日出生台をはじめとする本土での米海兵隊の実弾砲撃演習は、日本中の自治体、自衛隊、民間業者を総動員してアメリカの戦争へ協力させる態勢をつくる訓練として行われていることが明らかになっています。日出生台や沖縄で見られるのは、まったく地域の住民に眼を向けない今の日本政府の姿ではないでしょうか。
 今、日出生台では着々と米軍演習の恒常化、基地化につながりかねない施設が、私たちの税金を湯水のように使って建設されています。日出生台の火の粉を放置すれば、私たちの周囲にもいつか必ず降りかかってくるでしょう。

 詳細はこちらを↓

米軍基地と日本をどうするローカルNET大分・日出生台








「梅香里」の上映・貸出に関するお問合せ
作品の制作経過・韓国・沖縄など米軍基地問題にかかわる情報について




■「梅香里」製作上映委員会 本部■
浦田龍次・松村真知子

TEL&FAX 
0977-85-5003 (湯布院)
〒879-51 大分県大分郡湯布院町川上1525-12


E-mail yufukiri@fat.coara.or.jp



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■「梅香里」上映 東京事務局■
貞末麻哉子・梨木かおり・洪 福貴
( Mother Birds Factorymedia EDIX )
E-mailedix@motherbird.net


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