[行われた上映会(研修会)の詳細]

上映日 : 2006年930日(土)
時間 : 19:00〜21:00

会場 : 静岡県富士市伝法86-3
知的障害児者通所更生施設「 でらーと
主催:はなみずき&でらーと


東京からプロデューサーの貞末がご挨拶に伺いました。

上映後は、約20名の参加者の皆さんから、おひとりづつご感想をいただきました。


[参加者のご感想]

 後日、でらーとで記録されていたビデオをお送りいただきましたので、
いくつかご感想をテープ起こししてご紹介させていただきます。

(女性)
 感激して涙が出ました。逆に光を見たような、困難をプラスに変えて、この方は幸せな方だという見方で見させていただきました。福祉行政の中でこういう方々をどういう方向で支えていったらいいかを考える部署にいますが、一緒に歩んでいきたいと思っています。今日はこの映画に出会えて本当によかったと思います。

(女性)
 障害者だっていうことがピンとこないような、この人は「粋」な人生を生きたなという感じがしました。ヘルパーさんもうまく使っていて、利用する側とされる側ではなくて人と人との繋がりを感じました。

(女性)
 本当にいいビデオを見させていただきました。私は重身の娘を持ってます。昨日も議会があったのですが、富士市は財政が豊かなのに、どうしても施設などにお金がまわりがちで、障害者や高齢者を支えていこう、お金があったらそっちへという声を伝えたいと思うのですがなかなかうまく伝わりません。こういう作品を見てもらうと一発で伝わるなと思いました。こういう機会をできるだけもって、大勢の方に見ていただきたい、こういう素晴らしいものは一部の人のものにしてはいけないとつくづく感じました。

(男性)
 非常に感動しました。生きることは本当に素晴らしいことだとあらためて感じました。私にできることがあったらぜひさせていただきたいと感じました。

(男性)
 今日は実に素晴らしい映画を見せていただきましたが、実は、富士にも、自立に挑戦しておられる渡辺君がいますので、富士にも素晴らしい宝ががあるということをぜひ知っていただきたいと思いました。

(女性)
 存在感のある方で、圧倒され、また素敵な方だなと思いながら見ました。私はヘルパーをしていまして、客観的にではなくて、細井さんにかかわっているという感じで、すごく緊張して見ていました。細井さんがいらっしゃることで、周りの人間がすごく成長し、体験させていただけるということを思いました。いろんなことを提案してくださり、ヘルパーなどがなかなか勉強する機会がないのに、ああいう場を作ってくださるということは、ありがたいことだなと思うので、富士でもこういう機会をつくってくださると嬉しいと思いました。今日はありがとうございました。

(女性)
 重症児の方はほとんど言葉で話してくださらない、筋ジス病棟に勤めたときに、はじめて患者さんから言葉でいろんなことを教えてもらいました。そこで学んだことは大きかったと思うんですが、今日の細井さんの言葉でいろいろ教えてくださるということが大事だなとつくづく感じました。重症児のみなさん、言葉はしゃべれませんが、心で相手をみつめるというか、相手を理解しようという中で、全身で訴えていらっしゃることを自分が受け止められるかということをあらためて感じています。細井さん、たぶん同じくらいの年代の方かと思うんですが、あれだけバイタリティある生き方をしてらっしゃるのをみて、自分はまた明日から頑張っていかなければと感じました。

(女性)
 看護師です。医療ケアにかかわることが多いのですが、ビデオを見ていて、熱がこもるとか、手足をちょっと動かすとか、重身の方がもし言葉にしたらこういうことを言っているのかなと思いながら見ました。体位変換ひとつにしても見方が変わるかなと思いました。

(女性)
 感動する場面があって、涙のでる場面がありました。言葉にできないことがある重身の親として、わかる場面もわからない場面もあって、介護してもらう立場になったらもっと言いたいことがあるんじゃないかと思いながら見ました。

(女性)
 細井さんは「普通に生きる」ということを簡単そうにしておられましたが、健常者にとってみても普通に生きることは同じようにとても大変なことで、健常者も努力しないとだめなんだなーと、自分もこれから真剣に生きないと、普通には生きれないと思いました。

(女性)
 私は普通の主婦で、時々ヘルパーさんが入ってくださって主人の両親をみてますが、人間らしく生きるって、ただ物が与えられたり、ヘルパーさんに入ってもらうとかいうことだけではないと、わかってはいるのですが、言葉とかで大事なことを表すのは難しいと思います。毎日の生活で、言葉や行動をどうしたら相手に伝わるかをわかってきまして、いずれは私たちもそういう年代とか障害を持つことがあるかもしれませんが、細井さんのように生きれたら、と思い、生きるっていいなと思いました。

(女性)
 細井さんが医師と話し合って主導権を握るんだとおっしゃっていた場面が印象に残り、重度の障害を持つ娘に主導権を握らせているかとか、そういう場面になったときに、こちらが思うようなことをできるように強い意志でその場にのぞめるかなと考えさせられました。強い意志をもって絶対に譲らないところが、細井さんの生き様として、潔くすっきりとしてあらわれていてとても感激しました。

(女性)
 生きているということは、人に借りをつくること。生きていくっていうことは、その借りを返すこと。
道子さんは、身をもって生きていっているんだなあということを、つくづく感じました。そして、生きていくっていうことの道筋をなにか与えられたような、見せていただいたような、そんな気がしました。
歩くことも、笑うことも、歌うことも、なにより人と接すること、そして息をすることすら、そうなんだ生きていくってことなんだっていうことを示していただいたような気がしました。今日ここの会場を出るとき、自分の足下で感じられる大地の感覚をもういちどきちっと踏みしめていかなければならないと思いました。

(男性)
 こういう上映会をやってくれることはすごいことだな。僕もひとりで暮らしてきて、7年になるけれど、いろんなことがあったけれど、僕もやっぱいろんなことをやれば、ヘルパーに指導ができると気づかされた。自分の障害を受け入れてということが、僕よりも障害が重くてもあの方はやっていた。




また

富士市の市議会議員で、でらーとに通う重度障害をお持ちのお嬢さんのお母さんでもある小沢映子さんより、貞末宛に後日メールをいただきました。

以下に,小澤さんのご了解を得て、全文をコピーさせていただきました。

貞末様

  「晴れた日ばかりじゃないけれど」のDVD大変素晴らしかったです。 d(>_・ )グッ!
 月並みな感想で、まことに恐縮です。
 貞末様がわざわざ富士までおいでくださり、お会いできたことも大変ありがたく、嬉しかったです。 

 細井さんの自分らしく、てらいのない暮らし、特別なようで、しかし普通の日常生活に感動を覚えながら拝見しました。

 私たち重度障害を持つ子どもの親はそれこそ一度ならずも死ぬことを考えながら、自分や子どもの生き方を模索してきました。
 障害者というと、とかく、保護と哀れみという周囲の目がついて回るわけですが、結局親も子も普通の暮らしを始めます。
 介護の毎日は結構しんどいこともありますが、毎日笑いながら暮らしています。暗くし続けるのも結構エネルギーがいると思います。

 細井さんの生き方を知ったら、人としての誇りと命の尊厳を、どんな方も理解しないわけには行かないと思います。
 命というもが理屈でなく、ぐぐっと心にせまってきます。

 私たちの子どもは言葉で伝えることはできませんが、細井さんが伝えてくださることは何よりも深い意義を持っています。

 最後の湯布院旅行、音楽、お父さんとの再会等、日常のしんどさだけでなく、おしゃれな場面で締めくくってあることも、
 見終わった後の感動にすがすがしさを添えるものでした。心の中を、爽やかな風が吹き抜けたようなきがします。

 このような素晴らしい作品は、1人でも多くの人に見てもらう必要があります。細井さんもそれを望んでいると確信しております。

 また、富士市でも上映会を催したいと思います。今度はもっともっと大勢の方に見てもらいたいと思っています。
 (朋の時間も多くの方が見にきてくれました) その時はよろしくお願いいたします。
 これからも、このような素晴らしい作品を作っていかれることと思います。楽しみに待っております。




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