ドキュメンタリー映画「水からの速達」映画紹介の Pageです!

いのちの森の湧き水の、静かな雫のつぶやきを、今あなたに届けます




昔‥‥昔‥‥はるか昔から、水はすべての生命の源でした。

今でも水は、私たちに豊かな愛を与えてくれます-----。

しかし、

水からの愛のメッセージを、一方的に踏みにじっているのは、

地球上のあらゆる生き物のなかで、いつも人間です-----。






<解説>

 大都市・東京。その西のはずれの小さな町に、ざっくりと山を削って造られた巨大なごみ捨て場がある。東京都西多摩郡日の出町・谷戸沢廃棄物広域処分場。1984年に内陸型のモデルケースとして造られたこの最終処分場には、三多摩地区360万人から出る膨大な量のプラスチック破砕ごみと焼却灰が埋め立てられてきた。

 それから8年‥‥‥新たに第二処分場の建設計画が、地元住民の意思を無視して進められている折も折、このモデル処分場に重大な疑惑が生じた。

 周辺の河川や井戸水から、自然界にはない有害な化学物質が次々と検出されたのだ。厚さ1.5ミリのゴムシートが張りめぐらされた処分場のごみ汚水は、決して地下水に混じって外には漏れないとされている。ではなせ、井戸水から砒素やプラスチツク添加剤などが検出されるのか‥‥‥。当局は第二処分場の建設を急ぐあまり、住民の不安と問いかけに何ひとつ答えようとしない。森を壌し、水源を埋め立てて造られるこうした最終処分場は、現在、全困に的6000ケ所近くも存在している。そして、大量消費生活が生み出す現代のやっかいなごみは、やがて沈黙の地下水脈に溶け出して、私たちの飲み水に返って来るのてある。この映画は、ごみが水源を汚染するという深刻な事実に目を向け、日の出町とその周辺に暮らす人々の生活と肉声を、1993年1月より約8ケ月間にわたって記録したドキュメンタリー映画である。巨大な消費都市のためにごみ捨て場にされた小さな町から、美しい自然と人々の豊かな表情を織りまぜて、水汚染の危機を緊急にメッセージする。




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