1949年長崎県島原市に3人姉妹の末っ子として出生。
18歳の時にHTLV 1関連脊髄症を発症し、次第に歩行が困難になり始め、28歳で下肢が完全に麻痺した。以来、車椅子を使用。
1979年に社会復帰を目的にした訓練施設で細井宏之さんと出会い、翌80年に結婚、1982年に宏之さんが筋萎縮性側索硬化症を発病、その後1986年に亡くなるまで、多くのボランティアと共に道子さんが介護し、最期を自宅で看取った。
その後、ひとり暮らしを続けながら、脳こうそくと大動脈瘤の手術などを重ね、90年中盤からは両手を動かすことも困難になった。
その後は、介護をする側から介護される側になったという立場と経験を生かして、ヘルパーの仕事にアドバイスを加えたり、ヘルパーの活動を充実させるために、さまざまな企画や提案をおこなってきた。また、社会福祉法人訪問の家の職員や利用者の相談役としても活躍した。
2005年9月、心筋梗塞にて逝去。(享年55歳)